Vol.1 血管を守る食生活のコツとは?(3)
せんぽ東京高輪病院栄養管理室室長 足立香代子先生
LTPが血管年齢を若返らせる可能性があることは、試験によって確認されています。
⇒ 血管年齢 改善効果
そこで、食生活の改善により血管年齢が若返るかどうか、LTPの摂取が食事指導の補完になるかどうかについて研究をしました。
【試験内容】
- 血管年齢が実年齢よりも高い健常な女性14名(40~49歳)を対象に、食事指導群8名とLTP摂取群6名の2群に分けて、食事と体重を毎日記録。
- 開始時と開始後4 週目、開始後8 週目に、心臓から足までの脈波の伝播速度であるPWV(血管年齢と血圧を同時に測定)、血液検査を実施。
- 食事指導群は、事前食事チェック表を用意し、魚・肉・卵・大豆・野菜などにそれぞれの目標値を記載。
- 「LTP」摂取群は「LTP」含有飲料(LTPとして3.4mg)を1日1回摂取。ただし通常の食事を継続。
- 両群とも食事チェック表に食事内容を毎日記載。
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食事指導の内容(食事指導群のみ)
- 野菜類は1日450gか1食2品、または現在よりも増やすこと。
- 肉類は週3回、大豆類と魚類は毎日摂取すること。
【試験結果】

- 食事指導群では、試験開始時の平均血管年齢65.6歳と比較すると、4週目には59.3歳と有意に6.3歳低下しましたが、8週目では62.4歳となり有意には低下しませんでした。
- 「LTP」摂取群では、試験開始時の平均血管年齢61.2歳と比較すると、4週目には58.2歳と有意に3.0歳低下し、8週目では56.3歳と有意に4.9歳低下しました。
【結論】
食事指導は血管年齢を低下させる可能性が示されましたが、さらに厳密な指導やチェックが必要であることがわかりました。一方、「LTP」含有飲料は血管年齢を有意に低下させることがわかりました。これらの結果より、血管年齢を若返らせるための食生活改善のサポートとして「LTP」は有用であると考えられます。
足立香代子先生プロフィール せんぽ東京高輪病院栄養管理室室長
1968年中京短期大学家政科卒業。八木病院、北青山病院を経て、1985年より東京船員保険病院(現せんぽ東京高輪病院)に勤務。栄養管理室室長として、豊富な臨床経験をもとにした、個人個人の立場(疾病状態、健康状態、生活状態や精神状態などの生活の質を考慮)に立った新しい栄養指導に取り組んでいる。








